優れたアイデアよりも、
あきらめないことが、
優れた商品をつくる。

技術系 製造 T.S 2000年入社

BRULEE 
プロジェクトストーリー

奇跡のバランスを、毎日実現する。

すべてがうまく噛み合わないと製造できない。それが「BRULEE」という商品です。たとえば、アイス表面のキャラメリゼ部分。アイスを焼いて美しい焼き目を表現するのですが、これが非常に難しい。コツは、アイスを真っ平らにして焼くことですが、生産設備の調整がコンマ数ミリずれるだけで、焦げてしまう。もしくは、穴が空いてしまう。そうなると、商品として出荷することは出来ません。開発段階では、この奇跡のバランスを見つけるまでに、何度失敗したか数えきれません。コツを掴んだとしても、毎日このバランスを再現するために微調整する必要があります。そうすることで初めて、何事もなくおいしい商品が生まれてくるのです。何も考えず、設備のボタンを押しているだけじゃ、絶対に不可能です。製造という仕事は、流れ作業に身を任せる仕事ではありません。むしろ、商品の品質を決める要のポジション。わたしは、そう思います。

天才はいない。あきらめない人がいる。

これまで、さまざまな新商品開発に関わってきましたが、思い返せばすべて「できる前提」で取り組んでいた気がします。過去のプロジェクトのすべてが簡単に思えるほど、「BRULEE」の開発は困難でした。難題は、アイス表面の焼き目だけではありません。すぐにへこむアルミカップをいかに傷つけないようにするのか、機械に不具合を起こしやすい砂糖をどう安定供給するのか。初めての試みが多く、難題ばかりでした。正直、できるイメージなんて最初は持てなかったです。それでも実現できたのは、私が天才だったから、というわけではもちろんありません。すごく単純で、わたしも含めて、メンバー全員が、あきらめなかったからだと思うのです。あきらめないというのは、誰かに負けないというよりも、自分に負けないこと。世の中から大きな反響を得られる商品をつくるのは、決して天才だけじゃない、あきらめない人にだってできる。そのことに気づけたことで、成長できた気がします。

インタビュー

入社理由は?

地元での就職を考えており、そこでオハヨー乳業を知ったことがきっかけです。

どんな仕事?

決められた規格・基準を満たした検査不良の無い製品を生産し、歩留・稼動率を向上・維持する仕事です。2014年に主任になってからは、部下のマネジメントもおこなっています。

仕事のポリシーは?

なにごとも、あきらめないようにしています。仕事ですから大変なこともあります。それでも、大変なことにこそ成長の機会があるような気がしてなりません。また、挨拶や感謝のことばも大切にしたいと思っています。

オハヨー乳業のいいところは?

成長する機会をたくさん与えてもらえると思います。自分から手を上げていく姿勢があれば、なんでも教えてくれます。新人だからと外されることもありません。

どんな学生時代でしたか?

野球三昧の青春でした。ポジションは、キャッチャーとセカンド以外はやりました。

趣味は?

趣味は、釣りと写真、それとDIYです。あと、最近気になっているのは子どもの将来ですね。

学生へのメッセージを。

最初は、この仕事に自分は合っているのかなという悩みを抱えたこともありました。しかしあるとき、合う合わないではなく、合わせてみよう。そう思って仕事に取り組む姿勢を変えたら、仕事が楽しくなったのです。自分に合う仕事を探す。それも大事ですが、あえて、合わせてみる。そうすることで、見える世界はガラリと変わります。オハヨー乳業は、機会を与えてくれる会社です。できるできないは、いったん置いて、思い切って飛び込んでほしいですね。必ず、道は開けますから。