ジャージー牛ってご存知ですか?

ジャージー牛は、英領ジャージー島原産の乳牛です。一般的な乳牛としてよく知られている白黒模様の「ホルスタイン種」と比べて、小柄な体格ですが、その牛乳は濃くて味わい深いという特徴があります。また人懐っこく愛嬌のある性格も特徴のひとつです。 ジャージー牛の飼養頭数は少なく、国内の乳牛のわずか0.8%と希少な乳牛ですが、1954年から導入した岡山県蒜山高原をはじめ、北海道や熊本(小国)などで主に飼養されています。

■乳牛の飼養頭数(令和6年3月現在)

種別
頭数(全国)
構成比
ホルスタイン種 1,301,217 98.5%
ジャージー種 11,186 0.8%
その他 8,538 0.6%
合計 1,320,941 100.0%
(独)家畜改良センターホームページ(令和6年3月度)よりオハヨー乳業にて作成

蒜山高原

■牛乳の違い(ホルスタインとジャージー)

ホルスタイン種と比較すると、ジャージー種は体格が小柄で搾乳量も少ないですが「乳脂肪分」「乳たんぱく」「無脂乳固形分」のすべての項目で上回っています。これが、ジャージー乳を使用した乳製品やデザートが「濃厚」で「コクのある」おいしさになる理由のひとつです。
種別
平均搾乳量(kg)
乳脂肪分(%)
乳たんぱく(%)
無脂乳固形分(%)
ホルスタイン種
10,112
3.93
3.33
8.81
ジャージー種
6,669
4.98
3.91
9.29
家畜改良事業団・令和4年度検定成績(305日2回搾乳および自動搾乳)よりオハヨー乳業にて作成

(更新履歴)
2019年 3月 5日:ジャージー牛に関する情報(本件記事)を公開しました。
2021年 5月 6日:乳牛の飼養頭数に関する情報を更新しました。
2024年 5月27日:乳牛の飼養頭数・牛乳の違いに関する情報を更新しました。

オハヨー乳業のミルクへのこだわり